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漂う心

精神科に通院する女の奇妙な生活

*Admin

Archive [2007年12月 ] 記事一覧

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漂う心:男への復讐

病院からはひとりでタクシーで帰った。こんな奇妙な女とは付き合えないとばかりに彼はそそくさと逃げてしまったからである。心療内科への招待状はわたしの部屋に届ける相手がいない手紙のようにひっそりと眠っていた。自分はまんじりともせず、抱き枕を友にアパートのこもり動けなかったのだ。又、いつあのような状態が訪れるのか恐怖で死神と同居しているような自分にも酔いしれていた。なぜか心地よかった。会社に対してもわたし...

漂う心:心療内科への招待状

病院に着いた時は、なぜか症状は治まっていた。あんなに苦しい思いが平常心になっているのである。検査の結果、何処も異常なし・・・どういうこと?不可思議な自分の身体の宇宙生態にこれからやってくる侵略者の足音に気づかずにいた。「明日心療内科へ行ってください。紹介状をお渡しします」唇の薄い冷たい印象の医者からの言葉が日本語に聞こえなかったのは私の中の知ったかぶり女が顔を出したのだろう。...

漂う心:それは突然に・・・・・

精液の匂いの充満するワンルーム・・・SEXの後のたばこは恐いくらいおいしい。よく小説でそういうくだりを読んだ事が記憶にある。ほっとしていた狂おしいくらいの激しい行為のあとの言葉にできない安堵感。しかし、その日の私は突然に動悸・胸痛・過呼吸・号泣、何者かに捕らわれたように発狂した。死への恐怖感を生まれて初めて知った瞬間だった「撥が当たったか」一瞬脳裏を掠めたのは恋人拓也の顔だった。彼は救急車を呼ぶのを...
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